光のもとでⅠ
 先生は治療をしながら、痙攣であることを教えてくれた。
 そして、私の脳波にもMRIにも異常がなかったことから、脳の病気ではないということも。
 全身に移動する痛みのせいで、筋肉が収縮して痙攣発作をおこしているのだと教えてくれた。
 さっきの発作で四回目――。
 あと何度来るのだろうか。
 これがずっと続くのだろうか……。
 痛みは身体も心も休ませてはくれない。
 そして、私と先生、どちらをも休ませてはくれない。
 それはものすごくつらいことなのに、いつもとは違うと感じていた。
 一緒に「痛み」と闘ってくれる人がいる――そう思えたから。
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