光のもとでⅠ
 これはツカサの家のお庭なのだろうか。
 背景に家の壁面と思われるものやウッドデッキが多数写っていたし、何よりも門柱が写っていたのだから間違いないだろう。
「あ、真白さんとハナちゃんっ!」
 つい、声のトーンも音量も上がってしまう。と、昇さんが身体を起こしやってきた。
「こりゃ……またすごい枚数だな?」
「はい」
「ま、写真ならわからなくもないか。あの司がそれだけの分量を手紙書くとか想像できねぇもんな」
 肩を竦めて笑う昇さんに私も同感。
 そこからはふたりで写真を見て過ごした。
「相変わらず真白さんはきれいだな」
 昇さんは言いながら写真を手に取る。
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