光のもとでⅠ
「なんだか置いてけぼりだ……」
本当に信じられない、って顔をして病室を出ていったけれど、どうしてそんなに怒るんだろう……。
「ん? 私、今怒られてるのかな?」
数分すると、ツカサは相馬先生を連れて病室へ戻ってきた。
「スイハ、おまえはバカだ」
「これ、俺と相馬さんの総意だから」
総意だから、って宣言されても、なんと返したらいいのだろう。
もしお願いできるのなら、ふたり揃って、真顔でバカとは言わないでほしい……。
「バカにつける薬はねぇ、ってことで俺はナースセンターに戻る。坊主、おまえ、あんまりスイハに絡んでるとバカがうつるぞ」
「いえ、このバカは品種が違うんで感染はしないと思います。というより、全力で感染を拒否したい」
本当に信じられない、って顔をして病室を出ていったけれど、どうしてそんなに怒るんだろう……。
「ん? 私、今怒られてるのかな?」
数分すると、ツカサは相馬先生を連れて病室へ戻ってきた。
「スイハ、おまえはバカだ」
「これ、俺と相馬さんの総意だから」
総意だから、って宣言されても、なんと返したらいいのだろう。
もしお願いできるのなら、ふたり揃って、真顔でバカとは言わないでほしい……。
「バカにつける薬はねぇ、ってことで俺はナースセンターに戻る。坊主、おまえ、あんまりスイハに絡んでるとバカがうつるぞ」
「いえ、このバカは品種が違うんで感染はしないと思います。というより、全力で感染を拒否したい」