光のもとでⅠ
34
携帯に届いていたメールは佐野くんとお父さん、それから秋斗さんだった。
佐野くんからはマッサージを受けるときに寄ってもいいか、というお尋ねメールで、お父さんからは月末には帰れるかもしれない、という内容。
秋斗さんからのメールにはこちらを気遣う内容が連なっていた。
件名 :大丈夫かな
本文 :話を聞いて負担になって
いないといいんだけど……。
思い出してほしくないと
言ったら嘘になる。
でも、今までの記憶があっても
なくても、今からの関係には
なんの障害もない。
君はそのままでいいから。
あまり考え込まないでほしい。
考えるあまりに会えなくなる
のなら、何も考えてほしくは
ない。
翠葉ちゃんに会いたい。
寝てる君でもいい。
ただ、君に会いたい。
佐野くんからはマッサージを受けるときに寄ってもいいか、というお尋ねメールで、お父さんからは月末には帰れるかもしれない、という内容。
秋斗さんからのメールにはこちらを気遣う内容が連なっていた。
件名 :大丈夫かな
本文 :話を聞いて負担になって
いないといいんだけど……。
思い出してほしくないと
言ったら嘘になる。
でも、今までの記憶があっても
なくても、今からの関係には
なんの障害もない。
君はそのままでいいから。
あまり考え込まないでほしい。
考えるあまりに会えなくなる
のなら、何も考えてほしくは
ない。
翠葉ちゃんに会いたい。
寝てる君でもいい。
ただ、君に会いたい。