光のもとでⅠ
「きっと、久住先生の言葉が嬉しかったんでしょう。……ね?」
 それに頷くと、
「あれだけ病院をたらいまわしにされ、ここまでの痛みを我慢してきたんだ。無理はねぇな」
 相馬先生の言葉のあとは昇さんが口を開いた。
「俺たちも早く楽にしてあげたいんだよ」
 ここの先生たちは優しい……。
 痛みを理解してくれる。
 誰も私のせいだなんて言わないし、精神的におかしいとも言わない。
 それだけでこんなに救われるとは思いもしなかった。
 紫先生も藤原さんも、湊先生もみんな大好き。
 今、私にはいったい何人の先生がついてくれているのだろう。
 たくさんの先生がついてくれているのだから、私は早く元気にならなくちゃいけない。
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