光のもとでⅠ
読み返して嫌気が差す。
「どれだけ言い訳を並べれば気が済むんだ……」
風邪をひいていたと一言書けばいいだけなのに、それを隠そうとするだけで数々の言い訳が並ぶ。
どれだけ格好をつけていたいんだか……。
「こんなメールを送るほうが格好悪いだろ……」
編集途中の携帯を持ったままベッドに寝転がる。
「……まいった」
翠からメールが届くといつも返信に困惑している気がする。
「司ー、調子は?」
無遠慮に部屋に入ってきたのは兄さん。
「仕事は?」
「夕方から」
「あぁ、夜勤」
「そう。で、調子は?」
「……最悪」
「どれだけ言い訳を並べれば気が済むんだ……」
風邪をひいていたと一言書けばいいだけなのに、それを隠そうとするだけで数々の言い訳が並ぶ。
どれだけ格好をつけていたいんだか……。
「こんなメールを送るほうが格好悪いだろ……」
編集途中の携帯を持ったままベッドに寝転がる。
「……まいった」
翠からメールが届くといつも返信に困惑している気がする。
「司ー、調子は?」
無遠慮に部屋に入ってきたのは兄さん。
「仕事は?」
「夕方から」
「あぁ、夜勤」
「そう。で、調子は?」
「……最悪」