光のもとでⅠ
「でも、どうして急に写真?」
「……俺はまだ翠に会いに行けないから、兄さんに写真を持っていってもらおうと思って……」
「あら、すてきなアイディア! それなら私にも撮らせて?」
母さんは手に持っていたクッキーを俺に持たせ、カメラを手にした。
「ハナ、待てっ。っ――待てだろっ!?」
少し気を抜いた瞬間に押し倒され、クッキーの争奪戦が始まる。
久しぶりに全力でハナと戯れていると、母さんは楽しそうに何度かシャッターを押した。
もう、なんでもいい――翠が喜んでくれるなら。翠が笑ってくれるなら――。
「……俺はまだ翠に会いに行けないから、兄さんに写真を持っていってもらおうと思って……」
「あら、すてきなアイディア! それなら私にも撮らせて?」
母さんは手に持っていたクッキーを俺に持たせ、カメラを手にした。
「ハナ、待てっ。っ――待てだろっ!?」
少し気を抜いた瞬間に押し倒され、クッキーの争奪戦が始まる。
久しぶりに全力でハナと戯れていると、母さんは楽しそうに何度かシャッターを押した。
もう、なんでもいい――翠が喜んでくれるなら。翠が笑ってくれるなら――。