光のもとでⅠ
32~33 Side Tsukasa 02話
たぶん、相馬さんもこの事実は知らないだろう。
ナースセンターに乗り込むと、
「なんだ?」
と顔を上げた。
「相馬さん、あれ、絶対にバカだと思う」
思わず翠の病室を指差した。
「ちょっと待て。話の前後が見えねぇ……」
「八日の日、翠……自分の身体がどんな状態にあったのか全く把握してないですよ」
「……まさか、あり得ねぇだろ?」
相馬さんはパソコンのタイピングをやめて訊いてくる。
「嘘じゃなくて――」
悔しい思いをギリギリと奥歯にこめる。
ナースセンターに乗り込むと、
「なんだ?」
と顔を上げた。
「相馬さん、あれ、絶対にバカだと思う」
思わず翠の病室を指差した。
「ちょっと待て。話の前後が見えねぇ……」
「八日の日、翠……自分の身体がどんな状態にあったのか全く把握してないですよ」
「……まさか、あり得ねぇだろ?」
相馬さんはパソコンのタイピングをやめて訊いてくる。
「嘘じゃなくて――」
悔しい思いをギリギリと奥歯にこめる。