光のもとでⅠ
「先輩も何か飲み物買っていったほうがいいですよ」
一言蒼兄は言い残し、蒼兄は正面玄関へ向かって歩き始めた。
秋斗さんは自販機でポカリスエットを買って外へ出ると、
「ここのこの木が好きなんでしょう?」
と、私が好きな木のもとまで歩いた。
「はい。この少し薄い緑と白っぽい葉っぱが一緒になっているのとか、病院の中なのに上を見上げたら緑しか見えないところとか、壁を這っている蔦の葉も好き」
ここは半分がウッドデッキのようになっていて、もう半分はタイル張りになっている。
「あれ……わんちゃん?」
中庭の一画に、患者さんとその家族と思われる人たちがいて、その中には犬もいた。
「知らなかった? この中庭だけはペットも連れてこられるんだ」
「知りませんでした」
一言蒼兄は言い残し、蒼兄は正面玄関へ向かって歩き始めた。
秋斗さんは自販機でポカリスエットを買って外へ出ると、
「ここのこの木が好きなんでしょう?」
と、私が好きな木のもとまで歩いた。
「はい。この少し薄い緑と白っぽい葉っぱが一緒になっているのとか、病院の中なのに上を見上げたら緑しか見えないところとか、壁を這っている蔦の葉も好き」
ここは半分がウッドデッキのようになっていて、もう半分はタイル張りになっている。
「あれ……わんちゃん?」
中庭の一画に、患者さんとその家族と思われる人たちがいて、その中には犬もいた。
「知らなかった? この中庭だけはペットも連れてこられるんだ」
「知りませんでした」