光のもとでⅠ
「今日は二学期にある行事に関する打ち合わせ。全国模試と課題テストが終わったあと、二十四日には球技大会がある。それ自体は学期ごとに必ずあるイベントだから準備することも少ない。十月の中間考査が終わると月末には紅葉祭がある。そっちはハロウィンパーティーとも絡めるから色々と決めることが多い。今日話し合うのは紅葉祭に関することだろうな」
ツカサがパソコンを立ち上げていると、カウンター奥のドアが開き、秋斗さんが出てきた。
本当にここでお仕事してるんだ……。
話には聞いていたけれど、なんだかしっくりとこない。
「翠葉ちゃん、こんにちは」
「こんにちは」
「体調は大丈夫?」
「はい。秋斗さんはこれからお出かけですか?」
手にはアタッシュケースと、スーツの上着を持っていた。
ツカサがパソコンを立ち上げていると、カウンター奥のドアが開き、秋斗さんが出てきた。
本当にここでお仕事してるんだ……。
話には聞いていたけれど、なんだかしっくりとこない。
「翠葉ちゃん、こんにちは」
「こんにちは」
「体調は大丈夫?」
「はい。秋斗さんはこれからお出かけですか?」
手にはアタッシュケースと、スーツの上着を持っていた。