光のもとでⅠ
その後ろから桃華さんが、
「あれがどこまで進展するのかは見ものです」
と、言葉を添える。
「……海斗くん、桃華さん、なんのこと?」
私が訊くと、海斗くんは「テレパシー」と言い、桃華さんは「以心伝心」と口にした。
そう言われてみれば、確かに言葉は発していなかった気がする。
でも、こういう会話はツカサ限定でよくあることだった。
「翠葉ちゃんは司と仲良しになったね?」
里見先輩が私の隣に座ると、嵐子先輩と優太先輩もやってきた。
「俺らも仲良くなりましたよ」
首を傾げた里見先輩の前で、
「俺の名前は?」
「優太先輩?」
「じゃ、私は?」
「嵐子先輩」
「「バッチリっ!」」
「あれがどこまで進展するのかは見ものです」
と、言葉を添える。
「……海斗くん、桃華さん、なんのこと?」
私が訊くと、海斗くんは「テレパシー」と言い、桃華さんは「以心伝心」と口にした。
そう言われてみれば、確かに言葉は発していなかった気がする。
でも、こういう会話はツカサ限定でよくあることだった。
「翠葉ちゃんは司と仲良しになったね?」
里見先輩が私の隣に座ると、嵐子先輩と優太先輩もやってきた。
「俺らも仲良くなりましたよ」
首を傾げた里見先輩の前で、
「俺の名前は?」
「優太先輩?」
「じゃ、私は?」
「嵐子先輩」
「「バッチリっ!」」