光のもとでⅠ
瞬時に抱きつかれそうになって身を引くと、嵐子先輩と優太先輩の首もとを朝陽先輩がつかまえてくれた。
「じゃぁ、俺は?」
「……朝陽先輩」
「なんで俺だけ間があったのかな?」
「……変換するのに少し時間がかかってしまって」
「慣れましょうね」
にこりと笑って返事を求められた。
「善処します」
そんなやり取りの末、
「ねぇねぇ、私は?」
右隣の里見先輩にツンツン、とストールを引っ張られる。
その顔には、大きく「期待」という文字が書かれている気がした。
「茜先輩……?」
きっと間違えていないはず。
「じゃぁ、俺は?」
「……朝陽先輩」
「なんで俺だけ間があったのかな?」
「……変換するのに少し時間がかかってしまって」
「慣れましょうね」
にこりと笑って返事を求められた。
「善処します」
そんなやり取りの末、
「ねぇねぇ、私は?」
右隣の里見先輩にツンツン、とストールを引っ張られる。
その顔には、大きく「期待」という文字が書かれている気がした。
「茜先輩……?」
きっと間違えていないはず。