光のもとでⅠ
いつの間にか、円卓でも囲んでいるみたいに床に座っていたみんなの視線が一気に集る。
こういう場での発言って勇気がいる。未だに慣れない。
でも――。
「センリ、って響きもきれいだと思う。でもね、私、初めてサザナミって苗字の人に会ったの。字も確認したのだけど、やっぱりサザナミって響きがとてもきれいだと思うから、だから苗字で呼んじゃだめ、かな……?」
勢いをつけて話しても、最後はやっぱり尻すぼみ。
こういうのも直せたらいいのに……。
「そういう理由ならいい……。むしろ、ちょっと嬉しいかも……」
どうしてか小難しそうな顔をしていたけれど、サザナミくんは真向かいで頭を掻きつつ了承してくれた。
「良かった……」
「ねっ、今日はこのままお昼食べようよ!」
茜先輩の提案にみんなが賛成した。
こういう場での発言って勇気がいる。未だに慣れない。
でも――。
「センリ、って響きもきれいだと思う。でもね、私、初めてサザナミって苗字の人に会ったの。字も確認したのだけど、やっぱりサザナミって響きがとてもきれいだと思うから、だから苗字で呼んじゃだめ、かな……?」
勢いをつけて話しても、最後はやっぱり尻すぼみ。
こういうのも直せたらいいのに……。
「そういう理由ならいい……。むしろ、ちょっと嬉しいかも……」
どうしてか小難しそうな顔をしていたけれど、サザナミくんは真向かいで頭を掻きつつ了承してくれた。
「良かった……」
「ねっ、今日はこのままお昼食べようよ!」
茜先輩の提案にみんなが賛成した。