光のもとでⅠ
10
みんなで仲良くお弁当を食べたあと、話し合いが始まった。
「はい。じゃ、司と翠葉ちゃんはこれを持って奥に行ってね。資料の林でお仕事してきてください」
優太先輩にふたつのファイルを渡された。
「茜先輩もこっちの人間のはずだけど?」
ツカサが言うと、
「私は例外! だって、今回の紅葉祭で最後だもの。姫もやるけど仕掛け側というか、製作サイドには全部関わっていたいわ。ダメ?」
茜先輩はかわいらしく小首を傾げて訊く。
今日も髪の毛がふわふわしていて、可憐な妖精さんのようでとってもかわいい。
「……だめではないけど――嫌な予感はします」
「ふふっ! 今回も楽しくなりそうよ? これの製作サイドをやらずに卒業なんて嫌よ」
「なおさら危険な香りしかしませんよね?」
ツカサは口もとを引きつらせていた。
「はい。じゃ、司と翠葉ちゃんはこれを持って奥に行ってね。資料の林でお仕事してきてください」
優太先輩にふたつのファイルを渡された。
「茜先輩もこっちの人間のはずだけど?」
ツカサが言うと、
「私は例外! だって、今回の紅葉祭で最後だもの。姫もやるけど仕掛け側というか、製作サイドには全部関わっていたいわ。ダメ?」
茜先輩はかわいらしく小首を傾げて訊く。
今日も髪の毛がふわふわしていて、可憐な妖精さんのようでとってもかわいい。
「……だめではないけど――嫌な予感はします」
「ふふっ! 今回も楽しくなりそうよ? これの製作サイドをやらずに卒業なんて嫌よ」
「なおさら危険な香りしかしませんよね?」
ツカサは口もとを引きつらせていた。