光のもとでⅠ
12
きっちり二十分で薬が効いてきた。
吐き気は軽くなったけど、痛みに関しては多少楽になった程度。
鈍痛はどうやっても残る。
けれども、この状態が続くのは二時間程度。
私の生理痛にはこの薬しか効かなかったけれど、効いたとしても持続時間は短い。
「ツカサ……」
身体を起こして振り向くと、こちらを向いたツカサと目が合った。
やっぱり恥ずかしいな……。
「あのね、お薬効いた。これ、ありがとう……」
用意してくれた寝具セットを指差す。
「それとね、薬……たぶん二時間くらいしかもたないの。だから、このまま病院に行こうと思う」
「そうすればいい。今日のところは本格的に何かができるわけじゃない」
そう、なのね……。
「碧さんに連絡? それとも御園生さん?」
「お母さん」
吐き気は軽くなったけど、痛みに関しては多少楽になった程度。
鈍痛はどうやっても残る。
けれども、この状態が続くのは二時間程度。
私の生理痛にはこの薬しか効かなかったけれど、効いたとしても持続時間は短い。
「ツカサ……」
身体を起こして振り向くと、こちらを向いたツカサと目が合った。
やっぱり恥ずかしいな……。
「あのね、お薬効いた。これ、ありがとう……」
用意してくれた寝具セットを指差す。
「それとね、薬……たぶん二時間くらいしかもたないの。だから、このまま病院に行こうと思う」
「そうすればいい。今日のところは本格的に何かができるわけじゃない」
そう、なのね……。
「碧さんに連絡? それとも御園生さん?」
「お母さん」