光のもとでⅠ
お昼は客間で食べることになった。とは言っても、私は朝とおなじようにスープを飲むだけ。
前半は栞さんが食べさせてくれ、後半は蒼兄が食べさせてくれた。
栞さんと蒼兄は順番にご飯を食べていた感じ。
申し訳ないと思っていると、
「翠葉ちゃん、そういう顔しないのっ」
と、頬をぷにっと人差し指でつつかれる。
栞さんはご飯を食べ終えると、
「私、着替えを持ってくるわ」
と、トレイに食器を載せて部屋を出ていった。
「今は体のことだけ考えな」
蒼兄の言葉に頷く。
「ほら、あと五口くらい。がんばれ」
と、口もとにスプーンを運ばれる。
ちょうどスープを飲み終えたとき、蒼兄の携帯が鳴った。
「はい。――えぇ、聞いています。これから自宅に戻って一通り設定をする予定なんですけど……。――一緒に戻ります。――栞さんが一緒なので大丈夫かと……。――んー……正直体を起こせる状態ではないです。――あぁ、助かります。そうですね、二、三台あれば問題なくできると思います」
前半は栞さんが食べさせてくれ、後半は蒼兄が食べさせてくれた。
栞さんと蒼兄は順番にご飯を食べていた感じ。
申し訳ないと思っていると、
「翠葉ちゃん、そういう顔しないのっ」
と、頬をぷにっと人差し指でつつかれる。
栞さんはご飯を食べ終えると、
「私、着替えを持ってくるわ」
と、トレイに食器を載せて部屋を出ていった。
「今は体のことだけ考えな」
蒼兄の言葉に頷く。
「ほら、あと五口くらい。がんばれ」
と、口もとにスプーンを運ばれる。
ちょうどスープを飲み終えたとき、蒼兄の携帯が鳴った。
「はい。――えぇ、聞いています。これから自宅に戻って一通り設定をする予定なんですけど……。――一緒に戻ります。――栞さんが一緒なので大丈夫かと……。――んー……正直体を起こせる状態ではないです。――あぁ、助かります。そうですね、二、三台あれば問題なくできると思います」