光のもとでⅠ
「……ボールペン?」
「見かけはね。それ、GPS搭載のナースコールみたいなもの」
「……は?」
「やばいと思ったらすぐに押せ」
「意味がわからない」
「……呼び出されてやばいと思ったら押せって言ってる。そしたら、俺か生徒会メンバー、風紀委員、警備員、誰かしらが駆けつけるから」
「……ちょっと待って。警戒レベルが高すぎやしませんか?」
「うるさい、とにかく持ってろっ」
ツカサは言い逃げよろしく走り去った。
「そのボールペン、ちょっと見せて?」
海斗くんに言われてボールペンを差し出すと、数ヶ所確認してから私の手に戻した。
「それの開発者、間違いなく秋兄だ」
にこりと笑む。
「見かけはね。それ、GPS搭載のナースコールみたいなもの」
「……は?」
「やばいと思ったらすぐに押せ」
「意味がわからない」
「……呼び出されてやばいと思ったら押せって言ってる。そしたら、俺か生徒会メンバー、風紀委員、警備員、誰かしらが駆けつけるから」
「……ちょっと待って。警戒レベルが高すぎやしませんか?」
「うるさい、とにかく持ってろっ」
ツカサは言い逃げよろしく走り去った。
「そのボールペン、ちょっと見せて?」
海斗くんに言われてボールペンを差し出すと、数ヶ所確認してから私の手に戻した。
「それの開発者、間違いなく秋兄だ」
にこりと笑む。