光のもとでⅠ
「あの、だめでしたか?」
「ダメじゃないよ。ただ、俺が翠葉ちゃんを独り占めしたかっただけ」
相変わらず甘い笑顔。
その言葉たちにも慣れない。
でも、よそよそしくされるよりはいいのかもしれない。
「若槻くんが一緒のほうが碧さんたちも安心だと思うわ」
「栞さんたちも一緒に行けますかっ?」
「だって、断る理由なんてないもの」
栞さんはかわいらしくクスリと笑った。
「式を挙げてから、一度もブライトネスパレスには行ってないの。久しぶりに木田さんにもお会いしたいわ」
「俺はパレスの中でも一番人気っていうブライトネスパレスを拝みたいのと、単に家族旅行ってものへの憧れ」
唯兄の言葉に、ちょっとしんみりしてしまう。
「ダメじゃないよ。ただ、俺が翠葉ちゃんを独り占めしたかっただけ」
相変わらず甘い笑顔。
その言葉たちにも慣れない。
でも、よそよそしくされるよりはいいのかもしれない。
「若槻くんが一緒のほうが碧さんたちも安心だと思うわ」
「栞さんたちも一緒に行けますかっ?」
「だって、断る理由なんてないもの」
栞さんはかわいらしくクスリと笑った。
「式を挙げてから、一度もブライトネスパレスには行ってないの。久しぶりに木田さんにもお会いしたいわ」
「俺はパレスの中でも一番人気っていうブライトネスパレスを拝みたいのと、単に家族旅行ってものへの憧れ」
唯兄の言葉に、ちょっとしんみりしてしまう。