光のもとでⅠ
幸倉駅から藤倉駅までは電車で二十分程度。
電車を降りると、
「少し遅くなったけど、お昼にしよう」
唯兄はそう言ってウィステリアホテルに向かって歩きだした。
「ホテルでお昼?」
「うん。あそこにはまだ俺の仮住まいの部屋があるから。そこでランチをオーダーして食べよう? 須藤さんにも連絡とってあるから、リィの食べられるものが出てくるよ」
「……ありがとう」
「どういたしまして。で、悪いんだけど、俺メインコンピューターの一部をチェックしに行かなくちゃいけなくて、三十分から一時間くらい待ってほしいんだ。俺の部屋で休んでてもらってかまわないから」
「うん、わかった」
ホテルに着くと、私たちに気づいた澤村さんが、「いらっしゃいませ」と声をかけてくれた。
今日は制服じゃないから人の視線も気にならない。
電車を降りると、
「少し遅くなったけど、お昼にしよう」
唯兄はそう言ってウィステリアホテルに向かって歩きだした。
「ホテルでお昼?」
「うん。あそこにはまだ俺の仮住まいの部屋があるから。そこでランチをオーダーして食べよう? 須藤さんにも連絡とってあるから、リィの食べられるものが出てくるよ」
「……ありがとう」
「どういたしまして。で、悪いんだけど、俺メインコンピューターの一部をチェックしに行かなくちゃいけなくて、三十分から一時間くらい待ってほしいんだ。俺の部屋で休んでてもらってかまわないから」
「うん、わかった」
ホテルに着くと、私たちに気づいた澤村さんが、「いらっしゃいませ」と声をかけてくれた。
今日は制服じゃないから人の視線も気にならない。