光のもとでⅠ
茜先輩の携帯がなり、時計に目をやると七時前を指していた。
「久が下まで迎えに来てくれてたから、私は帰るね! お茶と歌、ごちそうさまでした!」
お茶と歌……?
お茶はわかるけど、歌……?
なんだろう、と思いながらツカサの顔を見ると、ツカサの顔が少し赤らんで見えた。
「何……」
無愛想な表情でツカサに言われたけれど、私が「何」と訊きたい。
そんなやり取りをしていると、
「今日、あと三回は練習してね!」
言い残して茜先輩は玄関を出ていった。
次の瞬間には私の携帯が鳴る。
「はい」
『あ、翠葉ちゃん? お友達が来てるって崎本さんに聞いていたから、今日は上でご飯を作っているんだけど、あとどのくらいかかる? 良かったら司くんも一緒にどうかしら? って、そのつもりで用意してるのだけど』
「久が下まで迎えに来てくれてたから、私は帰るね! お茶と歌、ごちそうさまでした!」
お茶と歌……?
お茶はわかるけど、歌……?
なんだろう、と思いながらツカサの顔を見ると、ツカサの顔が少し赤らんで見えた。
「何……」
無愛想な表情でツカサに言われたけれど、私が「何」と訊きたい。
そんなやり取りをしていると、
「今日、あと三回は練習してね!」
言い残して茜先輩は玄関を出ていった。
次の瞬間には私の携帯が鳴る。
「はい」
『あ、翠葉ちゃん? お友達が来てるって崎本さんに聞いていたから、今日は上でご飯を作っているんだけど、あとどのくらいかかる? 良かったら司くんも一緒にどうかしら? って、そのつもりで用意してるのだけど』