光のもとでⅠ
少しすると、参列者の人たちがチャペルから出てきて、一度チャペルのドアが閉まった。
その数分後、カランカラン、と高らかに鐘が鳴り響き、花嫁さんと花婿さんが一緒に出てきた。
ふたりがライスシャワーを降らせれば、参列者はバラの花びらをふたりの前へ頭上へと降らせて色を添える。
その場にいるひとたちがみんな幸せそうな顔をしていた。
笑顔しかない場所。幸せと期待に満ちた時間。
なんてきれいなんだろう……。
「秋斗さん、リィのカメラ」
唯兄が持っていたものを秋斗さんに渡すと、秋斗さんはひょい、とそれを受け取った。
「あ、私持ちますっ」
秋斗さんは私のハープを持ってくれている。カメラくらい自分で持つべきだ。
けれど、
「このくらいなんともないよ」
と、笑顔でかわされてしまう。
その数分後、カランカラン、と高らかに鐘が鳴り響き、花嫁さんと花婿さんが一緒に出てきた。
ふたりがライスシャワーを降らせれば、参列者はバラの花びらをふたりの前へ頭上へと降らせて色を添える。
その場にいるひとたちがみんな幸せそうな顔をしていた。
笑顔しかない場所。幸せと期待に満ちた時間。
なんてきれいなんだろう……。
「秋斗さん、リィのカメラ」
唯兄が持っていたものを秋斗さんに渡すと、秋斗さんはひょい、とそれを受け取った。
「あ、私持ちますっ」
秋斗さんは私のハープを持ってくれている。カメラくらい自分で持つべきだ。
けれど、
「このくらいなんともないよ」
と、笑顔でかわされてしまう。