光のもとでⅠ
あたたかくて大きな手に誘われるように小道を進んだ。
十分くらい歩くと開けた場所に出る。
「これはまた――すごいもの作ったなぁ……」
秋斗さんの後ろからその建物を見ると、全面ガラス張りの建物があった。
四角錐の建物……。
「ガラス張りだけど、透明ガラスではないんですね?」
「おいで。たぶん、外から中が見えないようにしてあるだけで、中からは外がきれいに見えるはずだよ」
建物の入り口まで行くと、秋斗さんがセキュリティシステムに自分の携帯をつなぐ。と、ロックが外れてしまった。
「秋斗さん、それ……」
「うん? 普通の携帯だよ」
にこりと笑った秋斗さんを信じられない、と思ったのは言うまでもない。
建物の中には、南西部分にソファセットがあり、その手前、東南部分にはキングサイズと思しきベッドが置かれている。
十分くらい歩くと開けた場所に出る。
「これはまた――すごいもの作ったなぁ……」
秋斗さんの後ろからその建物を見ると、全面ガラス張りの建物があった。
四角錐の建物……。
「ガラス張りだけど、透明ガラスではないんですね?」
「おいで。たぶん、外から中が見えないようにしてあるだけで、中からは外がきれいに見えるはずだよ」
建物の入り口まで行くと、秋斗さんがセキュリティシステムに自分の携帯をつなぐ。と、ロックが外れてしまった。
「秋斗さん、それ……」
「うん? 普通の携帯だよ」
にこりと笑った秋斗さんを信じられない、と思ったのは言うまでもない。
建物の中には、南西部分にソファセットがあり、その手前、東南部分にはキングサイズと思しきベッドが置かれている。