光のもとでⅠ
32
もう一度秋斗さんの携帯が鳴ると、秋斗さんはそれには出ずに席を立った。
きっと木田さんがランチを届けに来たのだろう。
秋斗さんがドアを開けると、
「お待たせいたしました」
木田さんは紙袋を渡すのみで、中へ入ってはこない。
「木田さん、ここって今日明日フリー?」
「はい。ご予約は入っておりません」
「俺の部屋、こっちにしてもらってもいいかな?」
「もちろんでございます。のちほどお荷物と必要なものを一通り揃えてお届けいたします。コンセプトが『森の中』ですので照明における電化製品はございませんが、バスルームとトイレは完備してございます」
「もしかしてバスルームからも星が見えたりする?」
「えぇ、星空が臨める設計になっております」
「それは楽しみだな。じゃ、よろしくお願いします」
きっと木田さんがランチを届けに来たのだろう。
秋斗さんがドアを開けると、
「お待たせいたしました」
木田さんは紙袋を渡すのみで、中へ入ってはこない。
「木田さん、ここって今日明日フリー?」
「はい。ご予約は入っておりません」
「俺の部屋、こっちにしてもらってもいいかな?」
「もちろんでございます。のちほどお荷物と必要なものを一通り揃えてお届けいたします。コンセプトが『森の中』ですので照明における電化製品はございませんが、バスルームとトイレは完備してございます」
「もしかしてバスルームからも星が見えたりする?」
「えぇ、星空が臨める設計になっております」
「それは楽しみだな。じゃ、よろしくお願いします」