光のもとでⅠ
明後日からは頭痛だな、なんて思っていると、手洗いうがいを済ませトレイを持った蒼兄が戻ってきた。
「明日ね、栞さんに付き添ってもらって婦人科に行くことにしたの」
ローテーブルにトレイを載せた蒼兄が顔を上げる。
「……そうか。湊さんに勧められた?」
「うん。検査して異常があってもなくてもピルの服用をしてみないかって」
三人でいるときに少しだけネットで検索をした。
内診で受けるのは経腹エコーではなく経膣エコーだと教えられたものの、それがどんなものなのかが全く想像がつかなくてネットで検索したのだ。
実際の超音波機器の形状やどんな診察台なのか。
知ると余計に行きたくなくなる。
でも、あまりにもひどい生理痛は放置していいものではないらしく、一度は検査を、というようなことも書かれていた。
だから、仕方なく受診することを決めたのだ。
「明日ね、栞さんに付き添ってもらって婦人科に行くことにしたの」
ローテーブルにトレイを載せた蒼兄が顔を上げる。
「……そうか。湊さんに勧められた?」
「うん。検査して異常があってもなくてもピルの服用をしてみないかって」
三人でいるときに少しだけネットで検索をした。
内診で受けるのは経腹エコーではなく経膣エコーだと教えられたものの、それがどんなものなのかが全く想像がつかなくてネットで検索したのだ。
実際の超音波機器の形状やどんな診察台なのか。
知ると余計に行きたくなくなる。
でも、あまりにもひどい生理痛は放置していいものではないらしく、一度は検査を、というようなことも書かれていた。
だから、仕方なく受診することを決めたのだ。