光のもとでⅠ
 さらには書記のはずなのに、誰がどう見ても機動部隊としてツカサに扱われており、さらに走り回る羽目になっている。
 それは桃華さんも同じで、指導側に回っているという華道部と部員数の少ない茶道部との掛け持ち。
 そのほかにも、クラス委員の集りには常に生徒会側として参加しており、それを理美ちゃんたちに伝えるまでが仕事のうち。
 私はというと、二学期が始まってからすぐ、茶道部に退部届けを出していた。
 お着物もお抹茶も好き。部の雰囲気も先生も好き。
 でも、カフェインがとことん身体に合わないとわかった以上、所属しているのはどうかと悩んでしまったから。
 今まで、数口くらいならごまかせてきたのだ。
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