光のもとでⅠ
 うーん……ツカサは男の人だけれど、例外なのかもしれない……。
「じゃ、お言葉に甘えて……。こことかここにある数字。これが材料調達申請時の金額よりも下回って超過申請になってるケース。それらの金額を片っ端から集めていって、どのくらいの額になるのか、それをどこに充当するのかを考える作業なんだ。エクセルのここに数値を入れていくと、勝手に計上してくれる。……大丈夫そう?」
 つまり、申請しすぎたお金をより集めていくらいなるのか。
 また、それを運用する場所を探し出すということよね?
 分配したお金なんて、各団体様になんとかしてもあえればいいのに……。
 とりあえず、超過分の金額を割り出すのが先決――。
「はい、大丈夫です」
「わからないことがあったら――」
 優太先輩の言葉を遮る形でツカサが口を開いた。
「俺に訊け」
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