光のもとでⅠ
視線は相変わらずディスプレイに固定されているし、右手に持つシャーペンはサラサラと筆記体のようにきれいな数字を書き連ねていた。
「ごめんねぇ……」
嵐子先輩が申し訳なさそうにするけれど、それでもこの状況をツカサが許しているのは、嵐子先輩が生徒会に必用な人材だから……かな。
「各自作業報告を」
ツカサの声で集中が途切れる。
時計を確認すると、三時だった。
優太先輩は嵐子先輩の勉強を見つつも大半は終わっていて、私とツカサは半分ちょっとというところ。
それでもパソコン操作に慣れているツカサのほうがいくらかは先を進んでいるわけで、ちょっと悔しい……。
「ごめんねぇ……」
嵐子先輩が申し訳なさそうにするけれど、それでもこの状況をツカサが許しているのは、嵐子先輩が生徒会に必用な人材だから……かな。
「各自作業報告を」
ツカサの声で集中が途切れる。
時計を確認すると、三時だった。
優太先輩は嵐子先輩の勉強を見つつも大半は終わっていて、私とツカサは半分ちょっとというところ。
それでもパソコン操作に慣れているツカサのほうがいくらかは先を進んでいるわけで、ちょっと悔しい……。