光のもとでⅠ
「……嵐子、このふたりの頭脳を甘く見ちゃいけない。方や未履修分野を異例の速さでパスした前代未聞の外部生。方や、藤宮に入学してから一度もその座を譲らないという俺らの学年首位様だ。しかも、ふたりとも各学年の理系のトップ」
各学年の理系のトップって……何?
「あの、理系のトップってなんですか?」
「翠は見てないからな……。学期ごと、終業式の朝には文系と理系のランキングがテスト後と同じ要領で昇降口入ってすぐの廊下に貼りだされる」
そうなのね……。
「一年理系では翠がトップ。文系では海斗がトップ。因みに、翠は文系で十四位。期末で点数落とした割にはそれなりだったんじゃない?」
涼しい顔をしたツカサに言われる。
「嵐子先輩……ツカサの順位は?」
「嫌みよね……。どちらも首位なの」
各学年の理系のトップって……何?
「あの、理系のトップってなんですか?」
「翠は見てないからな……。学期ごと、終業式の朝には文系と理系のランキングがテスト後と同じ要領で昇降口入ってすぐの廊下に貼りだされる」
そうなのね……。
「一年理系では翠がトップ。文系では海斗がトップ。因みに、翠は文系で十四位。期末で点数落とした割にはそれなりだったんじゃない?」
涼しい顔をしたツカサに言われる。
「嵐子先輩……ツカサの順位は?」
「嫌みよね……。どちらも首位なの」