光のもとでⅠ
46
帰宅してすぐお風呂に入った。
お風呂に入る時間はあるけれど、一休みする時間までは取れない。
そんな時間に帰ってきた。
微熱がずっと続いているだけあり、身体はかなりだるい。
ツカサに言われたことは間違っていない。
むしろ、正しい……。
「まだ大丈夫」なうちにどうにかしておいたほうがいいのなんてわかってる。
でも、テストは手を抜きたくないし、紅葉祭だって楽しみたい。
「欲張り――二兎追うもの一兎得ず……」
わかっていてもやめられないってなんだろう……。
今までこんなふうに思うことなかったのに。
学校が好き。友達が好き。
二度と手放したくないから、ずっと一緒にいたいから――。
お風呂に入る時間はあるけれど、一休みする時間までは取れない。
そんな時間に帰ってきた。
微熱がずっと続いているだけあり、身体はかなりだるい。
ツカサに言われたことは間違っていない。
むしろ、正しい……。
「まだ大丈夫」なうちにどうにかしておいたほうがいいのなんてわかってる。
でも、テストは手を抜きたくないし、紅葉祭だって楽しみたい。
「欲張り――二兎追うもの一兎得ず……」
わかっていてもやめられないってなんだろう……。
今までこんなふうに思うことなかったのに。
学校が好き。友達が好き。
二度と手放したくないから、ずっと一緒にいたいから――。