光のもとでⅠ
そこまで考えて、ツカサが海斗くんを待っていたとしてもこのエレベーターの前はあり得ない、と気づく。
「話って何?」
「昨日の帰りの話の続き。……というよりは結論。いや……宣戦布告、かな」
自分の言葉にどうも納得がいかないというようにツカサは首を捻る。
「俺はこれから先どんなときでも翠の体調を優先する。翠がどれほど葛藤しようが、言われるたびに悩もうが、それでも俺は止めるから。そのつもりで」
「……え?」
ツカサはそれだけを言うとカツカツとエントランスフロアに向かって歩き始めてしまった。
「な、何っ!? どうして朝から急にそんな話なのっ!?」
少し小走りで追いつくと、ツカサが足を止めた。
「朝から急に、なのは翠だけで、俺は昨日の帰りからずっと考えてた。……やっぱり、俺は言いたいことは言っておかないと気が済まない」
一気に、吐き出すように言う。
「話って何?」
「昨日の帰りの話の続き。……というよりは結論。いや……宣戦布告、かな」
自分の言葉にどうも納得がいかないというようにツカサは首を捻る。
「俺はこれから先どんなときでも翠の体調を優先する。翠がどれほど葛藤しようが、言われるたびに悩もうが、それでも俺は止めるから。そのつもりで」
「……え?」
ツカサはそれだけを言うとカツカツとエントランスフロアに向かって歩き始めてしまった。
「な、何っ!? どうして朝から急にそんな話なのっ!?」
少し小走りで追いつくと、ツカサが足を止めた。
「朝から急に、なのは翠だけで、俺は昨日の帰りからずっと考えてた。……やっぱり、俺は言いたいことは言っておかないと気が済まない」
一気に、吐き出すように言う。