光のもとでⅠ
「蒼兄……私、知ってるのよ? お母さんが一時メンタルクリニックに通っていたの……。あれは私の体調が原因なのでしょう?」
「……翠葉が気づいているのは薄々わかってた。たぶん、母さんも……。それはちょっと置いておこう? 学校を休んだ次の日はすごく怖いんだろ? なら、今日も休まずに行ったほうがいいんじゃないのか?」
「……ツカサに『俺たちを侮るな』って言われた。『中学の人間と一緒にするな。考えただけでも虫唾が走る』って……。『俺たち』ってツカサのほかにあと誰っっっ!? 桃華さんも気づいていたらどうしようっ!? 海斗くんや飛鳥ちゃんも気づいていたらどうしようっ!? 別に同じだなんて思ってるわけじゃないのっ、違うのっっっ」
「翠葉、落ち着こう? 司はただ、自分だちは中学のとき翠葉の周りにいた人間たちとは違うってことを言いたかっただけなんじゃないか?」
……そうなの?
本当にそれだけ?
「……翠葉が気づいているのは薄々わかってた。たぶん、母さんも……。それはちょっと置いておこう? 学校を休んだ次の日はすごく怖いんだろ? なら、今日も休まずに行ったほうがいいんじゃないのか?」
「……ツカサに『俺たちを侮るな』って言われた。『中学の人間と一緒にするな。考えただけでも虫唾が走る』って……。『俺たち』ってツカサのほかにあと誰っっっ!? 桃華さんも気づいていたらどうしようっ!? 海斗くんや飛鳥ちゃんも気づいていたらどうしようっ!? 別に同じだなんて思ってるわけじゃないのっ、違うのっっっ」
「翠葉、落ち着こう? 司はただ、自分だちは中学のとき翠葉の周りにいた人間たちとは違うってことを言いたかっただけなんじゃないか?」
……そうなの?
本当にそれだけ?