光のもとでⅠ
49
席に着くと、前のドアから川岸先生が入ってきてすぐに出欠確認が始まった。
二十八番目に自分が呼ばれる。
「御園生」
「はい……」
声が震えた。
次に桃華さんの名前が呼ばれ、和光くんの名前が呼ばれて出欠確認は終わる。
「試験前だから風邪には気をつけろー」
先生はそれだけ言って出ていく。
何か伝達事項がない限り、朝のホームルームは出欠確認だけで終わってしまうのだ。
時間は三十五分。授業が始まるのは四十分。
みんな予習か復習をしていて、きっと誰も私のことなんて見ていない。
なのに、人の視線が怖いと思う。
まだ目に映る景色には色があって、鮮やかに見えるからこそ余計に怖い。
二十八番目に自分が呼ばれる。
「御園生」
「はい……」
声が震えた。
次に桃華さんの名前が呼ばれ、和光くんの名前が呼ばれて出欠確認は終わる。
「試験前だから風邪には気をつけろー」
先生はそれだけ言って出ていく。
何か伝達事項がない限り、朝のホームルームは出欠確認だけで終わってしまうのだ。
時間は三十五分。授業が始まるのは四十分。
みんな予習か復習をしていて、きっと誰も私のことなんて見ていない。
なのに、人の視線が怖いと思う。
まだ目に映る景色には色があって、鮮やかに見えるからこそ余計に怖い。