光のもとでⅠ
「人のことなんだと思ってんですか」
正に同感だ。
「いい加減、もう少し信用してもらえませんかね? もしくは頼ってくれてみたりっ!?」
唯が続けて口にすれば、先輩は大きく目を見開いた。
「秋斗先輩、何があったのか今度教えてください。俺は翠葉が大切だけど、先輩だって大切な友人なんです。そのくらいはいい加減理解してほしいんですが」
隣で唯が何度も首を縦に振る。
「……若槻も、蒼樹も――まだ俺を信用しているのか?」
信じられない、というような顔。
「秋斗さん……先に言っておきますけど、俺の信用ってそんなに薄っぺらくもなければ破格値大安売りもしてないんです。家族なくして世間の人間だまくらかして生きていこうと思っていた俺がっ、そんな俺がまた人を信じられるようになった道のりを甘くみてもらっちゃ困りますっ。俺に信じられてる人間を甘く見ないでもらえますかねっ!?」
最後は睨みつけるように言い放った。
くっ、と笑いがこみあげる。
その言い回しが唯らしいと思った。
正に同感だ。
「いい加減、もう少し信用してもらえませんかね? もしくは頼ってくれてみたりっ!?」
唯が続けて口にすれば、先輩は大きく目を見開いた。
「秋斗先輩、何があったのか今度教えてください。俺は翠葉が大切だけど、先輩だって大切な友人なんです。そのくらいはいい加減理解してほしいんですが」
隣で唯が何度も首を縦に振る。
「……若槻も、蒼樹も――まだ俺を信用しているのか?」
信じられない、というような顔。
「秋斗さん……先に言っておきますけど、俺の信用ってそんなに薄っぺらくもなければ破格値大安売りもしてないんです。家族なくして世間の人間だまくらかして生きていこうと思っていた俺がっ、そんな俺がまた人を信じられるようになった道のりを甘くみてもらっちゃ困りますっ。俺に信じられてる人間を甘く見ないでもらえますかねっ!?」
最後は睨みつけるように言い放った。
くっ、と笑いがこみあげる。
その言い回しが唯らしいと思った。