光のもとでⅠ
03~07 Side Momoka 04話
二学期の始業式は夏休みにあった数々の試合やコンクールの表彰があるから非常に長い。
長すぎる……。
きっと翠葉は途中で具合が悪くなってしまうだろう。
けれども、翠葉の前には海斗がいるし、後ろには私がいる。
もし急に倒れたとしても、頭をかばうことくらいはできるだろう。
そう思っていた。
でも、そんな心配はなく、翠葉は自分から私に声をかけてきた。
「血圧が下がるから列から外れるね」
ステージを振り返り、少し残念そうな顔をする。
それはそうだろう。
これから佐野と藤宮司の表彰が始まるのだから。
長すぎる……。
きっと翠葉は途中で具合が悪くなってしまうだろう。
けれども、翠葉の前には海斗がいるし、後ろには私がいる。
もし急に倒れたとしても、頭をかばうことくらいはできるだろう。
そう思っていた。
でも、そんな心配はなく、翠葉は自分から私に声をかけてきた。
「血圧が下がるから列から外れるね」
ステージを振り返り、少し残念そうな顔をする。
それはそうだろう。
これから佐野と藤宮司の表彰が始まるのだから。