光のもとでⅠ
告白して、「ごめん、そういうふうには見てなかった」と言われても好きな気持ちは簡単に諦められない。
そんなこと、過去に体験して自分がよく知ってるはずなのに、佐野に告られたときにそう言われて私はびっくりしたのだ。
――「海斗を好きなのは知ってる。でも、気持ちは伝えたいと思ったし、それでも好きだから」
その言葉に動揺した。
今まで、私に告ってくる男子でそんなことを言った人はいなかった。
だから、翠葉に泣きついた。
翠葉は「恋心」には疎いけれど、人の気持ちや言葉を汲むのが上手だと思う。
なんというか、結果的には翠葉と佐野のふたりに説明されて(諭されて?)
「なーんだ、自分の状況と一緒じゃん」
なんて思ったら、別段特別なことじゃないなって思えて――。
そんなこと、過去に体験して自分がよく知ってるはずなのに、佐野に告られたときにそう言われて私はびっくりしたのだ。
――「海斗を好きなのは知ってる。でも、気持ちは伝えたいと思ったし、それでも好きだから」
その言葉に動揺した。
今まで、私に告ってくる男子でそんなことを言った人はいなかった。
だから、翠葉に泣きついた。
翠葉は「恋心」には疎いけれど、人の気持ちや言葉を汲むのが上手だと思う。
なんというか、結果的には翠葉と佐野のふたりに説明されて(諭されて?)
「なーんだ、自分の状況と一緒じゃん」
なんて思ったら、別段特別なことじゃないなって思えて――。