光のもとでⅠ
「はーい! 俺も七倉を推薦っ!」
いつもの私なら、空太よりも先に動いたのに。
どうしたんだろ、私……。
別に、自分が実行委員をやりたいわけじゃなかったし……っていうのは少し嘘だけど。
本当はやりたいけれど、放送委員の仕事が多くなるから紅葉祭の実行委員には立候補できない、の間違い。
それなら香乃をさくっと推薦すれば良かったのに……。
香乃が佐野を好きって知っただけでどこか上の空になっていた。
なんというか、佐野がどんな人間なのか改めて考えたのが「今」だった。
実行委員は香乃と空太に決まりホームルームが終わったわけだけど、私の中ではまだあれやこれやがごちゃごちゃしていて……。
なのに、ホームルームが終わったら香乃に声をかけている自分は、頭で考えるよりも行動の人間なんだと思う。
いつもの私なら、空太よりも先に動いたのに。
どうしたんだろ、私……。
別に、自分が実行委員をやりたいわけじゃなかったし……っていうのは少し嘘だけど。
本当はやりたいけれど、放送委員の仕事が多くなるから紅葉祭の実行委員には立候補できない、の間違い。
それなら香乃をさくっと推薦すれば良かったのに……。
香乃が佐野を好きって知っただけでどこか上の空になっていた。
なんというか、佐野がどんな人間なのか改めて考えたのが「今」だった。
実行委員は香乃と空太に決まりホームルームが終わったわけだけど、私の中ではまだあれやこれやがごちゃごちゃしていて……。
なのに、ホームルームが終わったら香乃に声をかけている自分は、頭で考えるよりも行動の人間なんだと思う。