光のもとでⅠ
 秋兄とは八日以来まともに話をしていなかった。
 翠がマンションに戻ってきたときに顔を合わせたのと、始業式前日、空調のことで連絡をしたくらい。それだけだった。
「ねぇ、ツカサ……? どうして戸締りがツカサなの?」
「雇われてるから」
「え……?」
「俺のバイト先、そこだから」
「そういえば、昇さんが秋斗さんのところでお仕事お手伝いしてるって言ってた……」
「それ」
 人のいないところで何話してるんだか……。
 そんなことを思いながら生徒会宛にくるメールのチェックを開始する。と、
「戸締りがお仕事?」
 は……?
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