光のもとでⅠ
普段から人を寄せ付けない孤高の王子様は、自分のことをあれこれ言われるのが嫌いだ。
そして、不機嫌になると、生徒会メンバーの私たちですら取り付く島がなくなる。
「それにしてもありえなさ過ぎる噂だったな」
「うん。お見合いとかはあるかもしれないけれど、あの司がそれを素直に受け入れるわけないじゃんね?」
ま、それは私たちだからわかることなのかもしれないけれど……。
でも、あの司の態度を見ていれば誰が見ても歴然だと思う。
翠葉のことが好きだと。
司はそのあたりどう思っているんだろう。
司、微妙な位置関係ってさ、司の場合はあまり良くないと思うよ?
王子になるくらい人気者なんだから、翠葉に火の粉が飛ばないように少しは考えてあげないと……。
翠葉、ただでさえかわいくてやっかまれる要素持ってるんだからさ。
そして、不機嫌になると、生徒会メンバーの私たちですら取り付く島がなくなる。
「それにしてもありえなさ過ぎる噂だったな」
「うん。お見合いとかはあるかもしれないけれど、あの司がそれを素直に受け入れるわけないじゃんね?」
ま、それは私たちだからわかることなのかもしれないけれど……。
でも、あの司の態度を見ていれば誰が見ても歴然だと思う。
翠葉のことが好きだと。
司はそのあたりどう思っているんだろう。
司、微妙な位置関係ってさ、司の場合はあまり良くないと思うよ?
王子になるくらい人気者なんだから、翠葉に火の粉が飛ばないように少しは考えてあげないと……。
翠葉、ただでさえかわいくてやっかまれる要素持ってるんだからさ。