光のもとでⅠ
休み時間も予習復習――そんな学校だから廊下はガランとしていて人がいない。
トイレまで行くと、誰かに会うことは時々ある。
そして、その日そこで見たものは間違いなく呼び出されていると思しき光景だった。
窓際に詰め寄られていたのは翠葉ちゃんだった。
「ちょっと、何してるの?」
呼び出している人間が見知った人だったこともあり、なんの躊躇いもなく声をかけた。
「みのっ――」
私がこういうことに嫌悪感を抱くのを知っている彼女たちは少し困った顔をした。
その時点で呼び出し決定。
「翠葉ちゃん、何言われたの?」
彼女のもとまで行き尋ねると、「ん?」ときょとんとした顔をした。
状況が状況だけに不謹慎なんだけど――はぁ、かわいいわ。
トイレまで行くと、誰かに会うことは時々ある。
そして、その日そこで見たものは間違いなく呼び出されていると思しき光景だった。
窓際に詰め寄られていたのは翠葉ちゃんだった。
「ちょっと、何してるの?」
呼び出している人間が見知った人だったこともあり、なんの躊躇いもなく声をかけた。
「みのっ――」
私がこういうことに嫌悪感を抱くのを知っている彼女たちは少し困った顔をした。
その時点で呼び出し決定。
「翠葉ちゃん、何言われたの?」
彼女のもとまで行き尋ねると、「ん?」ときょとんとした顔をした。
状況が状況だけに不謹慎なんだけど――はぁ、かわいいわ。