光のもとでⅠ
この場で物音を立てたくなくてナースセンターへ戻った。
少し遅れて相馬さんも病室から出てくる。
「なんだ、スイハが気になって来たんだろ?」
ステンレストレイにある点滴パックなどを処理しながら訊かれる。
「寝ているなら起こす必要はないでしょう」
「夏休み中は寝てても病室にいただろうが」
「…………」
「またケンカしたのか?」
「そういうわけじゃ……」
いつのケンカがどこまで続いているのかがすでに謎。
「おまえがついていないんだったら俺がついてるぞ」
「そうしてください」
「そうか……」
「翠のバイタルを見せてもらってもいいですか?」
ここのパソコンからなら履歴がたどれる。
少し遅れて相馬さんも病室から出てくる。
「なんだ、スイハが気になって来たんだろ?」
ステンレストレイにある点滴パックなどを処理しながら訊かれる。
「寝ているなら起こす必要はないでしょう」
「夏休み中は寝てても病室にいただろうが」
「…………」
「またケンカしたのか?」
「そういうわけじゃ……」
いつのケンカがどこまで続いているのかがすでに謎。
「おまえがついていないんだったら俺がついてるぞ」
「そうしてください」
「そうか……」
「翠のバイタルを見せてもらってもいいですか?」
ここのパソコンからなら履歴がたどれる。