光のもとでⅠ
24~28 Side Tsukasa 04話
ゲストルームのインターホンを押したものの、なかなか出てくる気配がない。
ゆっくり立ち上がったとして――立ちくらみ……翠ならあり得る。
携帯をかければ近くから着信音が聞こえてくる。
たぶん、すぐそこの自室にいる。
携帯はつながったものの声が聞こえてこない。
「眩暈?」
『うん……ちょっとドジ踏んじゃった』
「じゃ、こっちで手動で開けるからいい」
いつもと変わりなければ物理的な鍵はかかっておらず、指紋認証のみで開錠できるはず。
右の人差し指をセンサー部分におくと、すぐにロックが解除された。
玄関を開ければ翠の部屋は開いたままになっている。
「先輩、すぐそこ、左の部屋です」
茜先輩はすぐに部屋へと駆け込んだ。
ゆっくり立ち上がったとして――立ちくらみ……翠ならあり得る。
携帯をかければ近くから着信音が聞こえてくる。
たぶん、すぐそこの自室にいる。
携帯はつながったものの声が聞こえてこない。
「眩暈?」
『うん……ちょっとドジ踏んじゃった』
「じゃ、こっちで手動で開けるからいい」
いつもと変わりなければ物理的な鍵はかかっておらず、指紋認証のみで開錠できるはず。
右の人差し指をセンサー部分におくと、すぐにロックが解除された。
玄関を開ければ翠の部屋は開いたままになっている。
「先輩、すぐそこ、左の部屋です」
茜先輩はすぐに部屋へと駆け込んだ。