光のもとでⅠ
「だいたいにして、なんで俺に女性アーティストの曲が入ってるんですか……」
「いきものがかり」や「ドリカム」、女性ボーカルのものは翠か茜先輩が歌えばいいことだろう。
「選曲は海斗と佐野くんに一任してたから苦情ならそのふたりにお願いね。でも、すっごくいい歌だと思うよ?」
「いい悪いの問題じゃなくて……」
海斗と佐野か――いつか締める……。
「とりあえず、『あなたと』に関して言うなら、歌詞が載ってないところは歌わなくてもいいや。アアとかラララのフェイクの部分ね」
それは助かる。
正直、一番そこが苦痛だった。
朝陽や優太はそこが醍醐味だとか抜かしていたが、俺はふたりとは違う。
何がどうして人前でこんなことをしなくてはいけないのか……。
二度とやらない、絶対やらない――。
「いきものがかり」や「ドリカム」、女性ボーカルのものは翠か茜先輩が歌えばいいことだろう。
「選曲は海斗と佐野くんに一任してたから苦情ならそのふたりにお願いね。でも、すっごくいい歌だと思うよ?」
「いい悪いの問題じゃなくて……」
海斗と佐野か――いつか締める……。
「とりあえず、『あなたと』に関して言うなら、歌詞が載ってないところは歌わなくてもいいや。アアとかラララのフェイクの部分ね」
それは助かる。
正直、一番そこが苦痛だった。
朝陽や優太はそこが醍醐味だとか抜かしていたが、俺はふたりとは違う。
何がどうして人前でこんなことをしなくてはいけないのか……。
二度とやらない、絶対やらない――。