光のもとでⅠ
「会長、茜先輩は翠のことは信じているように思えるんですが……」
いや、それをいうなら、誰のことだって信じているようにしか見えない。
でも、昨日の茜先輩は、妙に翠に肩入れしているように見えた。
そんなのはいつものことのようにも思えるけれど……。
「うん。翠葉ちゃんは音を使うからね。音に感情が出る人間のことは信じてると思うよ。それとは別枠で司のことも信じてる」
なんだそれ……。
「司のことだから、千里がいつからうちの藤宮に通ってるかとかそういうのも知らないでしょ」
知らない……。
「中等部からだ」
あいつ、幼稚部からずっと藤宮じゃなかったのか?
でも、それになんの問題があるのか検討もつかない。
いや、それをいうなら、誰のことだって信じているようにしか見えない。
でも、昨日の茜先輩は、妙に翠に肩入れしているように見えた。
そんなのはいつものことのようにも思えるけれど……。
「うん。翠葉ちゃんは音を使うからね。音に感情が出る人間のことは信じてると思うよ。それとは別枠で司のことも信じてる」
なんだそれ……。
「司のことだから、千里がいつからうちの藤宮に通ってるかとかそういうのも知らないでしょ」
知らない……。
「中等部からだ」
あいつ、幼稚部からずっと藤宮じゃなかったのか?
でも、それになんの問題があるのか検討もつかない。