光のもとでⅠ
28~33 Side Akito 03話
彼女を乗せる前からかけっぱなしにしてあったカーステから、「Close to you」が流れてきた。
それに気づいた彼女が、
「ミュージックプレーヤー、見せてもらってもいいですか?」
「どうぞ」
黒いボディのそれを手に取り、曲目リストを見た彼女がこちらを向く。
「……どうして七曲ごとに『Close to you』……?」
そんなの決まってる。
「翠葉ちゃんが大好きな曲だから」
それ以外の答えなどない。
信号で止まり彼女を見れば、頬を少し赤らめた。
「ありがとうございます」
ミュージックプレーヤーをぎゅ、と握ったまま口にする様がかわいくて仕方がない。
真っ白な肌がほんのりと色づく変化が好き。
それに気づいた彼女が、
「ミュージックプレーヤー、見せてもらってもいいですか?」
「どうぞ」
黒いボディのそれを手に取り、曲目リストを見た彼女がこちらを向く。
「……どうして七曲ごとに『Close to you』……?」
そんなの決まってる。
「翠葉ちゃんが大好きな曲だから」
それ以外の答えなどない。
信号で止まり彼女を見れば、頬を少し赤らめた。
「ありがとうございます」
ミュージックプレーヤーをぎゅ、と握ったまま口にする様がかわいくて仕方がない。
真っ白な肌がほんのりと色づく変化が好き。