光のもとでⅠ
彼女の心臓が駆け足を始めるのは、胸のポケットに入ってる携帯がダイレクトに教えてくれる。
そんな変化をひとつひとつ噛みしめるように話をした。
「お仕事は土日休みじゃないんですか?」
「んー……うちの会社は警備会社だから職場ごとに休みは異なるかな。俺は開発に携わっているから基本的には土日休み」
「でも、実は違うんですか?」
首を傾げて訊いてくる。
彼女の視界に入れることが素直に嬉しいと思う。
「パソコンさえあればどこでも仕事できちゃうからね。家にいてもやることがなければ仕事してるかな」
「えっ!?」
「区切りのようなものはあるんだけど、俺の仕事は終わりが見えないエンドレスのロールペーパーみたいなものだから、ペース配分は自分の力量でって感じなんだ。気づけば夜中なんてことはよくある話」
そんな変化をひとつひとつ噛みしめるように話をした。
「お仕事は土日休みじゃないんですか?」
「んー……うちの会社は警備会社だから職場ごとに休みは異なるかな。俺は開発に携わっているから基本的には土日休み」
「でも、実は違うんですか?」
首を傾げて訊いてくる。
彼女の視界に入れることが素直に嬉しいと思う。
「パソコンさえあればどこでも仕事できちゃうからね。家にいてもやることがなければ仕事してるかな」
「えっ!?」
「区切りのようなものはあるんだけど、俺の仕事は終わりが見えないエンドレスのロールペーパーみたいなものだから、ペース配分は自分の力量でって感じなんだ。気づけば夜中なんてことはよくある話」