光のもとでⅠ
28~33 Side Akito 06話
携帯が一コール鳴り、木田さんが来たことを伝える。
ドアを開けると、
「お待たせいたしました」
にこやかに紙袋を差し出された。
あぁ、ちょうどいいから今訊いておこう。
「木田さん、ここって今日明日フリー?」
「はい。ご予約は入っておりません」
「俺の部屋、こっちにしてもらってもいいかな?」
「もちろんでございます。のちほどお荷物と必要なものを一通り揃えてお届けいたします。コンセプトが『森の中』ですので照明における電化製品はございませんが、バスルームとトイレは完備してございます」
「もしかしてバスルームからも星が見えたりする?」
「えぇ、星空が臨める設計になっております」
「それは楽しみだな。じゃ、よろしくお願いします」
「翠葉お嬢様、どうかなさいましたか?」
木田さんが彼女に声をかけた。
ドアを開けると、
「お待たせいたしました」
にこやかに紙袋を差し出された。
あぁ、ちょうどいいから今訊いておこう。
「木田さん、ここって今日明日フリー?」
「はい。ご予約は入っておりません」
「俺の部屋、こっちにしてもらってもいいかな?」
「もちろんでございます。のちほどお荷物と必要なものを一通り揃えてお届けいたします。コンセプトが『森の中』ですので照明における電化製品はございませんが、バスルームとトイレは完備してございます」
「もしかしてバスルームからも星が見えたりする?」
「えぇ、星空が臨める設計になっております」
「それは楽しみだな。じゃ、よろしくお願いします」
「翠葉お嬢様、どうかなさいましたか?」
木田さんが彼女に声をかけた。