光のもとでⅠ
本当に長い髪の毛が好きなのね……?
九時を過ぎると点滴が終わり、湊先生が針を抜いてくれた。
「先生、ありがとう……」
「何よ、急に」
「……だって、湊先生がいなかったら私は毎週病院へ通わなくちゃいけなかったし、湊先生がここにいるからここで点滴をしてもらえる。本当なら病院へ行かなくちゃいけない。だから……」
「……そうね、間違いないわ。もっと感謝なさい」
言って豪快に笑った。
「元気になったら何か作りなさいよ?」
「え?」
「お菓子作りも料理も好きなんでしょ?」
「……はいっ!」
「じゃ、今日は薬を飲んでもう寝なさい」
栞さんが薬の準備をしてくれ、それを飲むと四人は揃って部屋から出ていった。
一番最後に残った秋斗さんは、
「明日、十二時過ぎには迎えにくるから。おやすみ」
と、額にキスをしてくれた。
どうしよう……。こんな幸せ、いつまで続くんだろう。
今日は色々あってすごく疲れているはずなのに、胸のドキドキが止まなくてなかなか寝付けなかった。
九時を過ぎると点滴が終わり、湊先生が針を抜いてくれた。
「先生、ありがとう……」
「何よ、急に」
「……だって、湊先生がいなかったら私は毎週病院へ通わなくちゃいけなかったし、湊先生がここにいるからここで点滴をしてもらえる。本当なら病院へ行かなくちゃいけない。だから……」
「……そうね、間違いないわ。もっと感謝なさい」
言って豪快に笑った。
「元気になったら何か作りなさいよ?」
「え?」
「お菓子作りも料理も好きなんでしょ?」
「……はいっ!」
「じゃ、今日は薬を飲んでもう寝なさい」
栞さんが薬の準備をしてくれ、それを飲むと四人は揃って部屋から出ていった。
一番最後に残った秋斗さんは、
「明日、十二時過ぎには迎えにくるから。おやすみ」
と、額にキスをしてくれた。
どうしよう……。こんな幸せ、いつまで続くんだろう。
今日は色々あってすごく疲れているはずなのに、胸のドキドキが止まなくてなかなか寝付けなかった。