光のもとでⅠ
「何? 急に笑いだして」
すると、意外なことを知らされた。
どうやら、入院最終日、藤倉主催の花火大会を病院の屋上から司と見たのだとか……。
「失敗した……。あの日、花火大会があることは頭にあったんだけどな……。司と見せるくらいなら俺が連れていきたかった」
「秋斗さんは見なかったんですか?」
「その時間は仕事してたなぁ」
「なんだかいつもお仕事してますね?」
「社会人だしね。それが趣味みたいなものでもある。生きがいって言ってもいいかもしれない」
来春、起業するための準備――。
今は藤宮警備の仕事以外にもそれをこなさなくてはいけないことから、半端ない仕事量をこなしている。
すると、意外なことを知らされた。
どうやら、入院最終日、藤倉主催の花火大会を病院の屋上から司と見たのだとか……。
「失敗した……。あの日、花火大会があることは頭にあったんだけどな……。司と見せるくらいなら俺が連れていきたかった」
「秋斗さんは見なかったんですか?」
「その時間は仕事してたなぁ」
「なんだかいつもお仕事してますね?」
「社会人だしね。それが趣味みたいなものでもある。生きがいって言ってもいいかもしれない」
来春、起業するための準備――。
今は藤宮警備の仕事以外にもそれをこなさなくてはいけないことから、半端ない仕事量をこなしている。