光のもとでⅠ
35~39 Side Akito 05話
彼女を傷つけないで済むように、何度も自分のそれをしごき達する。
虚しいといえば虚しい――でも、これで彼女を傷つけずに済むならそれでいい。
だいぶ落ち着きを取り戻した自分に気合を入れ、時間の経過を知るべく携帯に目を向ける。
「四十分……それなり?」
何がそれなりなのか自分でも意味はわからず……。
とりあえず、今日に限っては長風呂だったことにしよう、とバスタオルで身体の水分を拭き取った。
服を身に纏いドアを開けると、彼女はこちらに背を向け横になっていた。
なんだかすごく嫌な予感がする……。
こんな事態は以前にも経験がある。
足音を立てずに静かに近づけば、やっぱり――と思うわけで。
虚しいといえば虚しい――でも、これで彼女を傷つけずに済むならそれでいい。
だいぶ落ち着きを取り戻した自分に気合を入れ、時間の経過を知るべく携帯に目を向ける。
「四十分……それなり?」
何がそれなりなのか自分でも意味はわからず……。
とりあえず、今日に限っては長風呂だったことにしよう、とバスタオルで身体の水分を拭き取った。
服を身に纏いドアを開けると、彼女はこちらに背を向け横になっていた。
なんだかすごく嫌な予感がする……。
こんな事態は以前にも経験がある。
足音を立てずに静かに近づけば、やっぱり――と思うわけで。