光のもとでⅠ
「え? そりゃ、夜に男ふたり揃えばそれなりの話しかしないですよ。ほら、昔秋斗さんとしてたような……」
俺があんちゃんに笑みを向けると、あんちゃんは「くっ……」と笑いを堪えるように口もとを押さえた。
「何、蒼樹ってそういう話するタイプ!?』
秋斗さんの声は少し大きくなり、隣で耳を澄ませているあんちゃんにも十分聞こえる声だった。
なんていうか、獲物がかかった、って感じだよね?
あんちゃん、一緒に大物釣り上げようよ。
「これ、スピーカーにしてもいいですか?」
そんなことしなくってもほぼ筒抜けなんだけど……。
なんたって、俺とあんちゃんはまだ隣に並んで座っているのだから。
まず男同士ではめったにないポジショニングだろう。
俺があんちゃんに笑みを向けると、あんちゃんは「くっ……」と笑いを堪えるように口もとを押さえた。
「何、蒼樹ってそういう話するタイプ!?』
秋斗さんの声は少し大きくなり、隣で耳を澄ませているあんちゃんにも十分聞こえる声だった。
なんていうか、獲物がかかった、って感じだよね?
あんちゃん、一緒に大物釣り上げようよ。
「これ、スピーカーにしてもいいですか?」
そんなことしなくってもほぼ筒抜けなんだけど……。
なんたって、俺とあんちゃんはまだ隣に並んで座っているのだから。
まず男同士ではめったにないポジショニングだろう。